2013年12月01日
JSC2013 前編
2013年10月13日、浅草の都立産業貿易センター台東館に於いて、
第28回ジャパンスティールチャレンジ が開催されました。
ジャパンスティールチャレンジは、スピードシューティングに於いては最も長い歴史と最大の規模を誇るシューティングマッチです。 ブザーの合図でホルスターから銃を抜き、5枚の鉄板ターゲットを如何に速く撃ち終えるかを競うシンプルで奥が深い競技で、国内では最も人気か有ります。

本題に入る前に、まず、スティールチャレンジ(SC)の歴史についてご説明致しましょう。
USスティールチャレンジ(World Speed Shooting Championship)は1981年にマイクダルトンさんの主催でスタートしました。
1979年にビアンキカップに出場したマイクダルトンさんは、その面白さにインスパイアされて「自分たちの独自のマッチを立ち上げよう!」と思ったのだそうです。 マイクダルトンさんは数年間マッチディレクターを務めた後、もうひとりのSC創始者として知られるマイクフィッチマンさんに運営をバトンタッチします。 その後もオーナーを替えながらもSCは規模を拡大して行きハンドガンマッチの代名詞と成るまでに成長しますが、紆余曲折を経て1994年には開催自体が中止されてしまいます。 あわや自然消滅かと思われた時、マイクダルトンさんとマイクフィッチマンさんがSCを買い戻し1997年に復活を遂げます。 そして2007年の冬、SCはUSPSA(アメリカに於けるIPSCの運営団体)に買い取られUSPSAのネットワークを通じて全米に広がって行きましたが、その中心に位置するのは8月にカリフォルニアのパイルーで開催されるWorld Speed Shooting Championshipでした。 しかし、SCが30周年を迎えた2011年を最後に、World Speed Shooting Championshipはカリフォルニアからフロリダへ会場を移しました。
パイルーからWorld Speed Shooting Championshipは去ってしまいましたが、地元シューターの熱い想いが再びマイクダルトンさんを動かし、ジムオーヤングさんと共に、西海岸マッチという名のSCを今もパイルーで開催し続けています。
一方、ジャパンスティールチャレンジ は、1985年にスタートしたのですが、最初はモデルガンを使用したシューティングマッチでした。 プラスチック製モデルガンを発火させた時に銃口から出る僅かな赤外線に反応して作動するターゲットシステム(シューターワン)を使用していました。 当時はまだ、ガスガンや電動ガンが開発されておらず、エアガンと言えばコッキング式しか無かった時代だったのです。 その後、MGC初のエアガンM93Rが発売された事をキッカケに、日本のシューティングシーンはモデルガン主流からエアガン主流へと移り変わって行きます。 その後、様々な変遷が有り現在に至るのですが、その辺りのお話はコチラをご覧下さい→ JSCの歴史 その1、その2、その3、その4
ジャパンスティールチャレンジは毎年10月に開催されますが、10月に成ると床から勝手にターゲットがニョキニョキと生えて来る訳では有りません。 運営スタッフやお手伝いの方々が準備してくれているのです。


縁の下の力持ちが沢山居てくれるお陰で、私たちはシューティングマッチを楽しむ事が出来ます。 運営スタッフの皆さん、お手伝いの皆さん、有り難うございます m(__)m

さて、会場設営が終わり、選手の入場〜受付が終わると、開会式が行われます。 今年も北は北海道、南は九州まで、全国各地から160名を超える選手が集まりました!
ジャパンスティールチャレンジには8つのステージが有ります。 それぞれのステージタイムの合計で成績が決まります。

Accelerator

このステージは大きな四角いターゲット(ラクタングル)と丸いターゲットの組み合わせで、小さなターゲットも有るものの近くに在るので当て易く、スピードを出し易いステージです。 しかしながら、そこに落とし穴が有ります。 ついついスピードを出しすぎてコケちゃったりするんですよね(^^; 5回のトライの内、良いタイム4回の合計がステージタイムに成ります。
Five to Go

5枚の的の高さは同じで左から右へ4枚までは的のサイズが同じで徐々に遠く成って行き、タイマーを止める為に最後に撃つSTOPターゲットだけが手前に有ってサイズも大きく距離感を惑わせます。 他のステージでは選手によって撃ち順が異なりますが、このステージではほぼ例外無く同じ撃ち順に成ります。 一見簡単そうに見えるステージですが、左から4番目いちばん奥の的は外し易く、このステージを苦手としている選手は少なくありません。 5回のトライの内、良いタイム4回の合計がステージタイムに成ります。
つづく
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/






エアガンシューティング、シューティングマッチ
第28回ジャパンスティールチャレンジ が開催されました。
ジャパンスティールチャレンジは、スピードシューティングに於いては最も長い歴史と最大の規模を誇るシューティングマッチです。 ブザーの合図でホルスターから銃を抜き、5枚の鉄板ターゲットを如何に速く撃ち終えるかを競うシンプルで奥が深い競技で、国内では最も人気か有ります。

本題に入る前に、まず、スティールチャレンジ(SC)の歴史についてご説明致しましょう。
USスティールチャレンジ(World Speed Shooting Championship)は1981年にマイクダルトンさんの主催でスタートしました。


(月刊GUN2008年12月号のテリー矢野さんの記事を参考にさせて頂きました)
一方、ジャパンスティールチャレンジ は、1985年にスタートしたのですが、最初はモデルガンを使用したシューティングマッチでした。 プラスチック製モデルガンを発火させた時に銃口から出る僅かな赤外線に反応して作動するターゲットシステム(シューターワン)を使用していました。 当時はまだ、ガスガンや電動ガンが開発されておらず、エアガンと言えばコッキング式しか無かった時代だったのです。 その後、MGC初のエアガンM93Rが発売された事をキッカケに、日本のシューティングシーンはモデルガン主流からエアガン主流へと移り変わって行きます。 その後、様々な変遷が有り現在に至るのですが、その辺りのお話はコチラをご覧下さい→ JSCの歴史 その1、その2、その3、その4
ジャパンスティールチャレンジは毎年10月に開催されますが、10月に成ると床から勝手にターゲットがニョキニョキと生えて来る訳では有りません。 運営スタッフやお手伝いの方々が準備してくれているのです。


縁の下の力持ちが沢山居てくれるお陰で、私たちはシューティングマッチを楽しむ事が出来ます。 運営スタッフの皆さん、お手伝いの皆さん、有り難うございます m(__)m

さて、会場設営が終わり、選手の入場〜受付が終わると、開会式が行われます。 今年も北は北海道、南は九州まで、全国各地から160名を超える選手が集まりました!
ジャパンスティールチャレンジには8つのステージが有ります。 それぞれのステージタイムの合計で成績が決まります。

Accelerator

このステージは大きな四角いターゲット(ラクタングル)と丸いターゲットの組み合わせで、小さなターゲットも有るものの近くに在るので当て易く、スピードを出し易いステージです。 しかしながら、そこに落とし穴が有ります。 ついついスピードを出しすぎてコケちゃったりするんですよね(^^; 5回のトライの内、良いタイム4回の合計がステージタイムに成ります。
コース図はコチラ
Five to Go

5枚の的の高さは同じで左から右へ4枚までは的のサイズが同じで徐々に遠く成って行き、タイマーを止める為に最後に撃つSTOPターゲットだけが手前に有ってサイズも大きく距離感を惑わせます。 他のステージでは選手によって撃ち順が異なりますが、このステージではほぼ例外無く同じ撃ち順に成ります。 一見簡単そうに見えるステージですが、左から4番目いちばん奥の的は外し易く、このステージを苦手としている選手は少なくありません。 5回のトライの内、良いタイム4回の合計がステージタイムに成ります。
コース図はコチラ
つづく
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/






エアガンシューティング、シューティングマッチ
Posted by ドクターあみーご at 20:22
│ジャパン・スティール・チャレンジ