2015年09月22日
SAAのレースガン後編
SAAのレースガン前編はコチラ

前回はファイアフライのHOPバレル「ぷりけつ」と、シリンダーパッキン「ゲボスケ」を取付ける際の”ひと手間”に付いて解説いたしました。 効能抜群なパーツですが、インナーバレルとシリンダーのチャンバー部分のセンターが合っていなければ、せっかくのカスタムパーツも台無しです。 弾道は変な方向に曲がってしまいます(^^;
そこで、ボルト(シリンダーストップ)の耐久性アップ加工とガタ取りを行ないます。 ボルトが破損したりガタが出たりするとシリンダーの停止位置が定まらず、バレルとチャンバーのセンターが出なく成ってしまいますから。

ボルトは回転するシリンダーを受け止め、定位置で止める為のパーツです。 ボルトは鉄製のプレスパーツと亜鉛ダイキャストのハイブリットで、長く使っているとプレスパーツが剥がれてしまう事が有ります。 そこで、プレスパーツを2本の皿ネジで固定、出っ張ったネジの頭を削って平らに成らします。

インナーシャーシにはABS削り出しのブロックを接着して、ボルトの横方向のガタを取ります。 新品の内は殆どガタがありませんが、ボルトに掛かる横方向の力を受け止める部分の面積が小さいので、放っておけばいずれ変形してガタが出ます。 なので、横方向の力を広い面積で受け止めて変形を防ぐ意味も有ってABSのブロックを貼付けるのです。

次に、ロングシリンダーハンドを取付けます。 純正よりも約1mm長いシリンダーハンドに交換する事で、ハンマーの起きる角度を浅く出来ます。

ハンマーが起きる角度を浅く出来れば、ハンマーを起す動作が楽に成り、スピードも上がります! ほんの僅かな違いですが、SAAを素早く連射しようとした時、この差は大きいのです!!
ハンマーが起きる角度を浅くする為には、ボルトのタイミング調整と、トリガーの加工も必要です。 組んではバラシを繰り返し、トリガーを適切な長さまで削ります。 面倒な作業ですが地道に頑張ります(^^;

ハンマーの起きる角度を制限して、常に一定の感覚でコッキングする為に、トリガーガードの根元部分にイモネジを取付けます。 これでハンマーのショートストロークチューンは終了です(^^)

ショートストロークチューンの次は、ハンマーを起す動作を更に楽にする為に、ハンマースプリングをトリミングして、スプリングテンションを弱くします。 私のSAAは、かなりフニャフニャに仕上げていますが、モデルガンも使う TKヒーロー君 の場合、モデルガンとの差があまりに大きく成ると逆に使い難いだろうと思い、ほどほどに仕上げました(^^;
↓ ハンマーの起きる角度を浅くして、ハンマースプリングも弱くすると、ハンマーが倒れるスピードが遅く成り、もたつきを感じるように成ります。 そこで、ハンマーの動きをスピードアップさせる為に肉抜き軽量化を行ないます。
フライス盤とリューターを使ってゴリゴリ削ります。 これも地道な作業です(^^;

ところで、今回、TKヒーロ君 のSAAをカスタムするついでに、殆ど同じチューニングを施したSAAをコンプリートモデルとして販売する事に致しました。
ノンフルートシリンダーとバーズヘッドグリップ付きのニッケルフィニッシュのシビリアンが税込み¥54000、HWのアーティラリーが税込み¥51840、HWのシビリアンが税込み¥50760です。
↓今回は、HWモデルのハンマー前面の肉抜き部分(上の写真の青矢印)をプラリペアで埋めて整形してみました。 ベースガンはどれもデッタチャブルシリンダーモデルです。


SAAレースガンのコンプリートモデルは、現在、フォレッジグリーンときがわ のミニショップにて展示販売しています。 試射用のサンプルも有りますので、興味の有る方はフォレッジグリーンスタッフにお問い合わせ下さい(^^)
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/






前回はファイアフライのHOPバレル「ぷりけつ」と、シリンダーパッキン「ゲボスケ」を取付ける際の”ひと手間”に付いて解説いたしました。 効能抜群なパーツですが、インナーバレルとシリンダーのチャンバー部分のセンターが合っていなければ、せっかくのカスタムパーツも台無しです。 弾道は変な方向に曲がってしまいます(^^;
そこで、ボルト(シリンダーストップ)の耐久性アップ加工とガタ取りを行ないます。 ボルトが破損したりガタが出たりするとシリンダーの停止位置が定まらず、バレルとチャンバーのセンターが出なく成ってしまいますから。

ボルトは回転するシリンダーを受け止め、定位置で止める為のパーツです。 ボルトは鉄製のプレスパーツと亜鉛ダイキャストのハイブリットで、長く使っているとプレスパーツが剥がれてしまう事が有ります。 そこで、プレスパーツを2本の皿ネジで固定、出っ張ったネジの頭を削って平らに成らします。

インナーシャーシにはABS削り出しのブロックを接着して、ボルトの横方向のガタを取ります。 新品の内は殆どガタがありませんが、ボルトに掛かる横方向の力を受け止める部分の面積が小さいので、放っておけばいずれ変形してガタが出ます。 なので、横方向の力を広い面積で受け止めて変形を防ぐ意味も有ってABSのブロックを貼付けるのです。

次に、ロングシリンダーハンドを取付けます。 純正よりも約1mm長いシリンダーハンドに交換する事で、ハンマーの起きる角度を浅く出来ます。

ハンマーが起きる角度を浅く出来れば、ハンマーを起す動作が楽に成り、スピードも上がります! ほんの僅かな違いですが、SAAを素早く連射しようとした時、この差は大きいのです!!


ハンマーの起きる角度を制限して、常に一定の感覚でコッキングする為に、トリガーガードの根元部分にイモネジを取付けます。 これでハンマーのショートストロークチューンは終了です(^^)

ショートストロークチューンの次は、ハンマーを起す動作を更に楽にする為に、ハンマースプリングをトリミングして、スプリングテンションを弱くします。 私のSAAは、かなりフニャフニャに仕上げていますが、モデルガンも使う TKヒーロー君 の場合、モデルガンとの差があまりに大きく成ると逆に使い難いだろうと思い、ほどほどに仕上げました(^^;
↓ ハンマーの起きる角度を浅くして、ハンマースプリングも弱くすると、ハンマーが倒れるスピードが遅く成り、もたつきを感じるように成ります。 そこで、ハンマーの動きをスピードアップさせる為に肉抜き軽量化を行ないます。
フライス盤とリューターを使ってゴリゴリ削ります。 これも地道な作業です(^^;

ところで、今回、TKヒーロ君 のSAAをカスタムするついでに、殆ど同じチューニングを施したSAAをコンプリートモデルとして販売する事に致しました。
ノンフルートシリンダーとバーズヘッドグリップ付きのニッケルフィニッシュのシビリアンが税込み¥54000、HWのアーティラリーが税込み¥51840、HWのシビリアンが税込み¥50760です。
↓今回は、HWモデルのハンマー前面の肉抜き部分(上の写真の青矢印)をプラリペアで埋めて整形してみました。 ベースガンはどれもデッタチャブルシリンダーモデルです。


SAAレースガンのコンプリートモデルは、現在、フォレッジグリーンときがわ のミニショップにて展示販売しています。 試射用のサンプルも有りますので、興味の有る方はフォレッジグリーンスタッフにお問い合わせ下さい(^^)
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/




