2015年10月09日
電気のチカラ!!
先日、マック堺さんからのご依頼で
ハイキャパEカップガンを製作致しました(^0^)/
JSC2015の会場で、フリーダムアート通信で使用するイメージ写真の撮影をお願いした時の事です。 マック堺さんから「JANPS2015 で電動ハイキャパを使ってみたいのですが造っていただけませんか?」とのご相談を頂きました。
現在、ガスガン用として使用されているのは主にフロン134aです。代替ガスとして登場したフロン152aは比較的温暖化係数が少ないのですが、どっちにしても両方フロンガスですから、やがて全廃になる運命です。 しかし、堺さんがいつも使っているエアータンクはとても環境に優しいものの、JANPSでは外部ソースを禁止していますから使用出来ません。 その点、電動ハンドガンであればガスを使わず環境に優しいばかりか、外気温の変化にも影響を受けず常に安定した性能を発揮しますし、ガスボンベもエアータンクも不要ですから荷物が少なくて済みます。 しかも充電に要する電気代など微々たるものですから経済的です。 唯一の弱点はレスポンスの悪さですが、キットボーイが開発したOTS回路を組込めば充分なレスポンスを得られる事が解りました。 そこで、電動ハンドガンを使ってみようと思ったのだそうです。

ところで、マック堺さんと言えば、かつて USスティールチャレンジ(World Speed Shooting Championship) で優勝して世界の頂点に立った人です。 USスティールチャレンジで優勝した日本人選手は未だに堺さん唯1人です。
↑コレは2011年にUSスチールチャレンジの会場でマック堺さんにインタビューした時の動画です。
そんな堺さんが使ってくれると言うのですから、喜んで ハイキャパEカップガン の製作を引き受けました(^^)
カップガンと言えば、バリケイド対策のシュラウド、ムーバー対策のスティックシフト、プローン対策のマグウェルが特徴的ですが、堺さんの場合、シュラウドもスティックシフトも不要、プローン用マグウェルは自分でパテで造形するとの事でしたので、JANPSレギュレーションをクリアーする為の最低限のカスタムに留めました。
そういえば、2009年のJANPSで堺さんが優勝した時、堺さんはJANPS固有の射撃テクニックを使う事無く、スチールチャレンジの時と同じような撃ち方をしてましたっけ(^^;

↑これがマック堺さん用に製作したハイキャパEカップガンです。 大型のマウントベースとコンペセイターが特徴です。

JANPSのルールでは使用出来るガンの種類として「スライドが後退するブローバックオート(ブローバック方式はガス/電動を問わない)、固定スライドのダブルアクションオート、ダブルアクションのリボルバー(シリンダー回転の有無は問わない)」と成っています。
なので、電動ハンドガンを使用する場合はスライドをブローバックさせなくては成りません。
そこで、ブローバックギミックを追加しています。 スライドの内側を削り込み、横からナイロン製のネジを付け、コレに給弾ノズルを連動させてスライドをブローバックさせます。
マズル上部とスライドとを引きバネで繋ぎます。 この引きバネがリコイルスプリングです。
給弾ノズルでスライドを動かすので、スライドは出来るだけ軽くする必要があります。 なので、マウントベースで隠れてしまう部分は大胆にカットして軽量化します。
ちなみに、JANPSルールではアウターバレルが無くても良いのでチャンバーカバーは付けません。

また、ルール上、「市販時点でグリップセイフティがキャンセルされているWAガバメントのマッチ仕様等は、ノーマルパーツを入手するなどしてこれを作動させること」と成っているので、ハイキャパEでは省略されているグリップセフティー部分にマイクロスイッチを埋め込んで、電気的な安全装置を増設しています。
ちなみに、アンビセフティーはキルスイッチに成っていて、セフティーONで電源をカットします。

↑これはキットボーイが開発したOST回路の心臓部です。 矢印部分のボリュームを調整する事でピストンの停止位置を制御し、ガスブロをも凌駕するトリガーレスポンスを実現しています。

ハイキャパEレースガンはグリップの太さを補う為にショートトリガーにしているのですが、堺さんは手が大きいので逆にロングトリガーにしてあります。

堺さんが愛用しているサファリランドのレースホルスターにフィットするようにタニオコバのXコンプを取付けてみました。

バッテリーは内蔵式なので、チャージ用の端子を出せるようにマウントベース側面に窓をあけました。

あとは実際に撃ってもらってダメ出しをしてもらって、そこを改良したら完成と成ります(^^)
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/





ハイキャパEカップガンを製作致しました(^0^)/

現在、ガスガン用として使用されているのは主にフロン134aです。代替ガスとして登場したフロン152aは比較的温暖化係数が少ないのですが、どっちにしても両方フロンガスですから、やがて全廃になる運命です。 しかし、堺さんがいつも使っているエアータンクはとても環境に優しいものの、JANPSでは外部ソースを禁止していますから使用出来ません。 その点、電動ハンドガンであればガスを使わず環境に優しいばかりか、外気温の変化にも影響を受けず常に安定した性能を発揮しますし、ガスボンベもエアータンクも不要ですから荷物が少なくて済みます。 しかも充電に要する電気代など微々たるものですから経済的です。 唯一の弱点はレスポンスの悪さですが、キットボーイが開発したOTS回路を組込めば充分なレスポンスを得られる事が解りました。 そこで、電動ハンドガンを使ってみようと思ったのだそうです。

ところで、マック堺さんと言えば、かつて USスティールチャレンジ(World Speed Shooting Championship) で優勝して世界の頂点に立った人です。 USスティールチャレンジで優勝した日本人選手は未だに堺さん唯1人です。
↑コレは2011年にUSスチールチャレンジの会場でマック堺さんにインタビューした時の動画です。
そんな堺さんが使ってくれると言うのですから、喜んで ハイキャパEカップガン の製作を引き受けました(^^)
カップガンと言えば、バリケイド対策のシュラウド、ムーバー対策のスティックシフト、プローン対策のマグウェルが特徴的ですが、堺さんの場合、シュラウドもスティックシフトも不要、プローン用マグウェルは自分でパテで造形するとの事でしたので、JANPSレギュレーションをクリアーする為の最低限のカスタムに留めました。
そういえば、2009年のJANPSで堺さんが優勝した時、堺さんはJANPS固有の射撃テクニックを使う事無く、スチールチャレンジの時と同じような撃ち方をしてましたっけ(^^;

↑これがマック堺さん用に製作したハイキャパEカップガンです。 大型のマウントベースとコンペセイターが特徴です。


なので、電動ハンドガンを使用する場合はスライドをブローバックさせなくては成りません。
そこで、ブローバックギミックを追加しています。 スライドの内側を削り込み、横からナイロン製のネジを付け、コレに給弾ノズルを連動させてスライドをブローバックさせます。
マズル上部とスライドとを引きバネで繋ぎます。 この引きバネがリコイルスプリングです。
給弾ノズルでスライドを動かすので、スライドは出来るだけ軽くする必要があります。 なので、マウントベースで隠れてしまう部分は大胆にカットして軽量化します。
ちなみに、JANPSルールではアウターバレルが無くても良いのでチャンバーカバーは付けません。


ちなみに、アンビセフティーはキルスイッチに成っていて、セフティーONで電源をカットします。

↑これはキットボーイが開発したOST回路の心臓部です。 矢印部分のボリュームを調整する事でピストンの停止位置を制御し、ガスブロをも凌駕するトリガーレスポンスを実現しています。

ハイキャパEレースガンはグリップの太さを補う為にショートトリガーにしているのですが、堺さんは手が大きいので逆にロングトリガーにしてあります。

堺さんが愛用しているサファリランドのレースホルスターにフィットするようにタニオコバのXコンプを取付けてみました。

バッテリーは内蔵式なので、チャージ用の端子を出せるようにマウントベース側面に窓をあけました。

あとは実際に撃ってもらってダメ出しをしてもらって、そこを改良したら完成と成ります(^^)
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Posted by ドクターあみーご at 21:03
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