2012年05月31日

JANPS予備校4

JANPS は、「バルン!」と90度回転して、一定時間だけ正面を向き、時間が過ぎるとまた回転して横向きに成ってしまい、ターゲットが正面を向いている間しか撃てないターンターゲットを使用したプラクティコウイベントや、同じターゲットを使い、なおかつバリケードを使って銃を固定しながら撃つバリケードイベントや、直径8cmのプレート6枚を距離や時間や射撃姿勢を変えて撃つフォーリングプレイトイベントそして、3mの距離を4秒弱で駆け抜ける移動ターゲットを撃つムーヴィンターゲットイベントの4種目で構成されています。
変化に富んだ競技内容で、攻略の為には様々なテクニックを必要とします。 使用するターゲットも特殊で敷居の高い競技では有ります。 

しかし、JANPSでは、初心者がステップアップして行く為のシステムの整備に積極的に取組んでいます。 今回のJANPS予備校もその一つです。 特筆すべきは、JANPS掲示板の JANPS予備校(コース攻略法Q&A) に、特殊な機材が無くても個人で練習する為の方法が示されており、講習会の効果を最大限に高める為に予習が出来るよう工夫がされている点です。 実際、事前に予習をして講習会に臨んでいる参加者も少なくありませんでした。

誰でも最初は初心者です。 初心者がいきなりベテランのように撃てるはずはありません。 ベテランの練習方法と初心者の練習方法は違います。 基本が出来ていない人が上級テクニックを学んでも使いこなす事は出来ません。 上級テクニックはカッコ良く見えるので、ついついやってみたくなっちゃうんですけどね(^^;) 
JANPS講習会では、初心者が習得すべきテクニックの順番をきちんと教えてくれます。 また、講習会で学んだテクニックを自宅へ持ち帰って練習する為のサポートも、JANPS掲示板の JANPS予備校(コース攻略法Q&A) で行っているのです。

JANPSでは、本戦を闘う為に必要なテクニックがたくさん有ります。 しかしこれは、本戦に至るまでにテクニックをひとつひとつ攻略して行く楽しみが用意されているという事でもあります。 攻略本(JANPS予備校(コース攻略法Q&A) )もあります(^^)  楽しいですよ〜! 

という事で、今回は、ムーヴィンターゲット について教わった事をお伝えします。 
JANPS予備校4
ムーヴィンターゲット
ハンズアップの姿勢でスタンバイ。 2〜5秒後にターゲットが動き出すので壁からターゲットの一部でも見えたら競技開始です。 プラクティコウやバリケイドで使用しているのと同じペーパーターゲットが、3mを3.5秒のスピードで駆け抜けます。 これを4m、5m、6m、7mで右から左を1回、左から右を1回撃つのですが、ターゲットが移動しているので、そのまま狙って撃ったのでは弾がターゲットに届くまでの間にターゲットは移動してしまいます。 そこで、その分を見越してターゲットの進行方向に狙点をズラシて(リードを取って)撃つのですが、コレがかなり難しい(><)! なにしろ距離が変わればリードの取り方も変えなくては成りません。 しかも本戦は11月ですから1発撃つ毎にマガジンは冷え微妙に初速が変わります。 初速の変化を最小限に抑える為にマガジンの温度管理が重要になってきます。  

4m 6発  右→左  左→右 
5m 6発 右→左  左→右 
6m 3発  右→左  左→右  右→左  左→右 
7m 6発  右→左  左→右  右→左  左→右

ムーヴィンターゲットでは移動するターゲットを撃ちます。 銃口から出たBB弾がターゲットに届くまでの間にもターゲットは移動しています。 なので、その分、ターゲットの進行方向に狙点をズラす必要があります。 これを狙い越し(リード)と言います。
ここで問題なのは、どのくらいリードを取れば良いのか? と、言う事です。

リードの量を知る方法には2つ有ります。 ひとつは、リードを取らずにターゲットの中心を撃ってみるという方法です。 中心を狙っても着弾は進行方向とは逆側にズレます。 このズレた量がリードの量という事に成ります。 リードの量は距離によって異なるので、各距離で同じ事を繰り返し、リードの量を知るのです。 しかし、これは実際にムーヴィンターゲットを撃ってみる必要が有り、更に、狙ったところに確実に当てられる事が前提に成ります。 これって誰にでも出来る事ではないですよね(^^;)

JANPS予備校4そこで、もうひとつの方法です。 
それは、計算によってリードの量を導き出すという方法です。
ムーヴィンターゲットの移動スピードは毎秒85cmです。

JANPS予備校4さて、あなたの銃の弾速が70m/Sだった場合、7mの距離からターゲットにBB弾が届くまで何秒かかるでしょう?

JANPS予備校4ハイ! 0.1秒ですね(^^) では、0.1秒でターゲットは何cm移動するでしょうか?

0.1秒なら8.5cm移動しますね。 そう! 7mでのリードの量は8.5cmと言う事に成ります(^^)v




このように、使用する銃の弾速が解れば、各距離でのリードの量を計算で求められるのです。 但し、これは弾速が安定している事が前提です。 リキッドチャージで撃つ場合、マガジンの温度が一定でなければ弾速を一定に保つ事は出来ません。 また、撃てば撃つ程マガジンは冷えてゆき、弾速は変化します。 マガジンの温度管理が重要です。

ところで、リードの量が解っても、移動するターゲットの狙点に照準を合わせ続ける事と、銃を止めずにトリガーを引き続ける事が出来なければ全弾を確実に当てる事は出来ません。 試しに、銃を構えて左右にゆっくり振りながら6回空撃ちをしてみてください。 銃を一定のスピードでスムーズに動かしながらトリガーを引き続けるのが簡単でない事が理解出来ると思います。 これはもう、反復練習するしかありませんね(^^;)
JANPS予備校4それから、実際にムーヴィンターゲットを撃つ時の注意点として、2つあります。
ひとつは、弾道は絶対に見ないと言う事です。 移動するターゲットの狙点に照準を合わせ続けながら銃を止めずにトリガーを引き続けるだけでも大変なのに、弾道を見てしまっては集中力が散漫になってしまうからです。 
そしてもうひとつは、ターゲットを撃ち終えた後も銃の動きを止めず狙い続けると言う事です。 これをフォロースルーと言います。
JANPS予備校4
さてさて、如何でしょうか? 習得すべきテクニックが一杯ありましたよね? ムーヴィンターゲットが JANPS最難関と言われる所以です。 

しかし、だからと言ってビビる必要はありません。 プラクティコウの回でも説明しましたが、慣れないうちは制限時間内に規定の弾数を撃ちきれない事がありますが、気にする事は有りません。 最初から時間内に全弾を命中させる事など出来るはずは無いのですから、まずは、しっかり狙って確実に当てる事に集中しましょう。 時間内に撃ちきれなくても良いんです。 それがその時点での実力なのですから、その事実を真摯に受け止め、練習を重ねて行くのが上達への早道なのです(^^)


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Posted by ドクターあみーご at 19:02 │JANPS