2011年08月04日
CO2!
マルシンの CDX が話題です。
なにしろ CO2のボンベをマガジン又は銃本体に内蔵するのですから、古くからのエアガンファンの中には拒絶反応を起こす人も少なくないと思います。
2007年に銃刀法が改正されエアガン規制が行なわれましたが、キッカケは2005年10月に阪和自動車道において発生した違法改造エアガンによる乱射事件でした。 この事件で使われたのはデジコンの固定ガスガンをCO2仕様に改造した物です。 また、CO2は実銃のエアライフルやエアピストルのパワーソースでもある事から、CO2=ハイパワー=危険 と考える人が多いのです。
ところで、現在ガスガンのパワーソースとして使用されているHFC134aは地球温暖化係数が高い事から近い将来全廃の予定です。 その為、既に値上がりが始まっています。 HFC134aに代替ガスと目されるHFC152aは暖まり易いものの冷え易く、スピードシューティングのように短時間で連射する様な使い方には不向きです。 フルオートなんかも厳しいでしょう。 可燃性であるという点も注意が必要です。 CO2を混合した物も流通していますが、撹拌しながら使わないと成分が分離してしまいますし、そもそもHFC152aとて、いつまで使えるものやら・・・
フロンガスが無くなってしまったらガスガンは死滅する事に成るでしょう。
そこで、STGA(全日本トイガン安全協会)が目を付けたのが、ビールサーバー用として一般家庭にも普及している小型CO2ボンベです。 CO2を使えば低温下でもブローバックガンが快調に作動する上、フロンガスに比べて環境負荷が遥かに少なくて済みます(既に大気中に放出されているCO2を圧縮して製造されます)。
問題は、エアガンのパワーソースとして使用する場合の安全性をどのように確保するのか?という点です。 圧力の低いフロンガスでさえ、規制前は箱出しで1.0Jどころか2.0J近く出ている物がありました。 CO2の圧力はフロンガスとは桁違いですから、違法改造された場合、準空気銃どころか容易に真性けん銃の領域に達してしまう事が懸念されます。
STGAでは独自の安全基準を設けて、小拠の改造ではパワーアップ出来ない構造にしているそうです。
また、規制前と違って、現在では6mmBB弾で0.989Jを超える改造を行なえば、グレーゾンでは済まされません。 まるっきり違法な訳で、銃刀法違反を承知で改造を行なう者がどれだけ居るのか?という事は有ります。 部品を規制する法律は存在しませんが、だからと言って国内でCO2ガスガンのパワーアップパーツを製造するメーカーが現れるでしょうか? また、そのようなヤバイ商品を扱う販売店が現れるでしょうか?
しかし、海外ではCO2仕様のガスガンがスタンダードでパワーも日本の規制値を大きく上回っています。 海外製電動ガンの場合、国内の規制値に合わせてバネを切ってパワーダウンして輸入されるケースが多いようですが、中にはチャンバーパッキンを外して同梱するような悪質なケースも有りました。 こうした電動ガンはチャンバーパッキンを組み直すだけで準空気銃になってしまいます。 海外製のCO2仕様のガスガンの場合は、同じ様なイージーなデチューンで国内に持ち込まれてしまうと、組み直した時には準空気銃を通り越して真性けん銃に成ってしまう物も出て来る可能性があります。 また、海外製CO2エアガン用のパワーアップパーツが海外で製造販売された場合、国内への持ち込みを阻止する手段は有るでしょうか?
STGAが、独自の安全基準に基づいて製造販売する安心な商品と、海外から平行輸入される安全性に疑問のある商品とは峻別されなくてはなりません。
危険な並行輸入品を閉め出し、安全・安心な商品だけをどのように流通させるのか?心配になる方も居る事でしょう。
憶測や、イメージだけで右往左往するのは賢明ではありません。
ここはやはり、製造販売元であるマルシンや、CO2ガスガンを推進するSTGAに直接問い合せて正確な情報を入手し、判断するのが良いのではないでしょうか?
マルシン工業株式会社
http://www.militaryblog.jp/admin/entry.php
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚3-9-35
TEL:048-253-1511 FAX:048-251-0738
marushinkk@marushin-kk.co.jp
STGA (全日本トイガン安全協会)
http://www.stga.ecnet.jp/index02.html
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚 3-9-35
TEL 048-257-0110 FAX 048-257-7700
info@stga.ecnet.jp
なにしろ CO2のボンベをマガジン又は銃本体に内蔵するのですから、古くからのエアガンファンの中には拒絶反応を起こす人も少なくないと思います。
2007年に銃刀法が改正されエアガン規制が行なわれましたが、キッカケは2005年10月に阪和自動車道において発生した違法改造エアガンによる乱射事件でした。 この事件で使われたのはデジコンの固定ガスガンをCO2仕様に改造した物です。 また、CO2は実銃のエアライフルやエアピストルのパワーソースでもある事から、CO2=ハイパワー=危険 と考える人が多いのです。
ところで、現在ガスガンのパワーソースとして使用されているHFC134aは地球温暖化係数が高い事から近い将来全廃の予定です。 その為、既に値上がりが始まっています。 HFC134aに代替ガスと目されるHFC152aは暖まり易いものの冷え易く、スピードシューティングのように短時間で連射する様な使い方には不向きです。 フルオートなんかも厳しいでしょう。 可燃性であるという点も注意が必要です。 CO2を混合した物も流通していますが、撹拌しながら使わないと成分が分離してしまいますし、そもそもHFC152aとて、いつまで使えるものやら・・・
フロンガスが無くなってしまったらガスガンは死滅する事に成るでしょう。
そこで、STGA(全日本トイガン安全協会)が目を付けたのが、ビールサーバー用として一般家庭にも普及している小型CO2ボンベです。 CO2を使えば低温下でもブローバックガンが快調に作動する上、フロンガスに比べて環境負荷が遥かに少なくて済みます(既に大気中に放出されているCO2を圧縮して製造されます)。
問題は、エアガンのパワーソースとして使用する場合の安全性をどのように確保するのか?という点です。 圧力の低いフロンガスでさえ、規制前は箱出しで1.0Jどころか2.0J近く出ている物がありました。 CO2の圧力はフロンガスとは桁違いですから、違法改造された場合、準空気銃どころか容易に真性けん銃の領域に達してしまう事が懸念されます。
STGAでは独自の安全基準を設けて、小拠の改造ではパワーアップ出来ない構造にしているそうです。
また、規制前と違って、現在では6mmBB弾で0.989Jを超える改造を行なえば、グレーゾンでは済まされません。 まるっきり違法な訳で、銃刀法違反を承知で改造を行なう者がどれだけ居るのか?という事は有ります。 部品を規制する法律は存在しませんが、だからと言って国内でCO2ガスガンのパワーアップパーツを製造するメーカーが現れるでしょうか? また、そのようなヤバイ商品を扱う販売店が現れるでしょうか?
しかし、海外ではCO2仕様のガスガンがスタンダードでパワーも日本の規制値を大きく上回っています。 海外製電動ガンの場合、国内の規制値に合わせてバネを切ってパワーダウンして輸入されるケースが多いようですが、中にはチャンバーパッキンを外して同梱するような悪質なケースも有りました。 こうした電動ガンはチャンバーパッキンを組み直すだけで準空気銃になってしまいます。 海外製のCO2仕様のガスガンの場合は、同じ様なイージーなデチューンで国内に持ち込まれてしまうと、組み直した時には準空気銃を通り越して真性けん銃に成ってしまう物も出て来る可能性があります。 また、海外製CO2エアガン用のパワーアップパーツが海外で製造販売された場合、国内への持ち込みを阻止する手段は有るでしょうか?
STGAが、独自の安全基準に基づいて製造販売する安心な商品と、海外から平行輸入される安全性に疑問のある商品とは峻別されなくてはなりません。
危険な並行輸入品を閉め出し、安全・安心な商品だけをどのように流通させるのか?心配になる方も居る事でしょう。
憶測や、イメージだけで右往左往するのは賢明ではありません。
ここはやはり、製造販売元であるマルシンや、CO2ガスガンを推進するSTGAに直接問い合せて正確な情報を入手し、判断するのが良いのではないでしょうか?
マルシン工業株式会社
http://www.militaryblog.jp/admin/entry.php
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚3-9-35
TEL:048-253-1511 FAX:048-251-0738
marushinkk@marushin-kk.co.jp
STGA (全日本トイガン安全協会)
http://www.stga.ecnet.jp/index02.html
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚 3-9-35
TEL 048-257-0110 FAX 048-257-7700
info@stga.ecnet.jp
Posted by ドクターあみーご at 19:01
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