2015年12月10日
N-IDPAジャパンナショナル2015その1
去る2015年12月5日(土)、6日(日)に、埼玉県の越生シューティングレンジにて
NIPPON IDPA JPAN NATIONAL 2015 が開催されました!
IDPA (International Defensive Pistol Association)は、大雑把に言うとアメリカ発祥の拳銃による護身術って感じの競技です。
あくまで Defensive なので、セルフディフェンスに使用する銃や秘匿性に優れたホルスターを使用します。 コンペセイターやダットサイトを搭載した大柄なレースガンや、素早いドロウを追求した結果秘匿性の全く無いレースホルスターは使用禁止です。 コースも「事務所に武装強盗が押し入って来た」みたいな(アメリカでは)有りそうな、具体的な想定でデザインされていて、賊を撃退して自分や家族や友人を守る為の技術を磨きます。
IDPAは、世界で50の国や地域に支部が有りますが、日本にも支部が有ります。 それが N-IDPA です。
N-IDPAは福岡、埼玉、岐阜に支部が有り、年に数回の ポスタルマッチ の他、年に1回ジャパンナショナルを開催しています。 N-IDPAジャパンナショナルはステージの作り込みが物凄く「日本一凝ったステージを楽しめる大会」として有名です。 今年も50エントリーと大盛況でした(^^)
更に今回は、吉本所属のミリタリー好きガスマスク芸人 らんまるぽむぽむタイプα さんが参加してました! ミリタリー系(?)のあんな事やこんな事に体当たりで挑戦し続けている らんまるぽむぽむタイプα さんですが、遂にエアガンシューティングに初挑戦! 事前にMJマガジンでお馴染みのJINNさんによるトレーニングを受けはいるものの、初挑戦で、いきなり優勝を狙うという大胆さ! さすが吉本です(^^)
ちなみに、素顔はとても美人でした、、、いえ、美人だという噂です。 素顔を見た者は殺されてしまうらしいです。。。もちろん私は見ていませんよ〜(^^;
さて、受付を済ませたら銃とホルスターのチェックを受けます。 まずは弾速チェック。
殆どのシューティングマッチでは使用出来る銃のパワーを、かつての業界自主基準である0.8J以内と定めています。 ハンドガンでコレを超える物は殆ど有りませんが、ライフルの場合は箱出しでもデチューンが必要な場合が有ります。
IDPAでは秘匿性に優れたホルスターを使用します。 ホルスターの種類や装着位置も決められているのでチェックを受けます。
また、IDPAでは銃の大きさにも規定が有って、オートマティックの銃はマガジンを挿入した状態で、IDPAガンテストボックス(22.22cm×15.24cm×4.12cm)に収まるサイズでなくてはなりません。 他にもコンペセイターやダットサイト、レーザーサイトが付いていると使用出来ませんし、細かい規定がイロイロ有ります。 大雑把に言うと「拳銃護身術」なので競技に特化したカスタムガンはダメだという事なのです。
↑これは今回私が使用した銃です。 前日に発売されたばかりの東京マルイG34にフラッシュFサイトとアサルトフレームを装備しています。 制限が多いIDPAですが全くカスタム出来ないという訳ではないのです(^^)
N-IDPAジャパンナショナルでは当日コースが発表されます。 受付時に渡されたコース図を見ながら作戦を練るのですが、コレがIDPAの醍醐味なのです(^^) タクティカルシークエンスとかタクティカルプライオリティーとか弾数の規定とか制限が多いのですが、それでも動線の取り方やリロードのタイミングなど、攻略法は人それぞれです。
ジャパンナショナルでは5つのステージを撃ちますが、それぞれステージ説明と質疑応答が行なわれます。 自分の作戦がルール違反にならないかどうかしっかり確認しておく事が重要です。
ステージ説明が終わると、いよいよ競技開始です! 参加者を2つのスクワッド(グループ)に分けて競技を進行してゆきます。
STAGE 1
このステージは、スタンダードステージと呼ばれる基本的な射撃テクニックを身に付ける為のステージです。 N-IDPAでは右図のようなダンボール製のターゲットそ使用します。 0と表記されたエリアに当ればペナルティー無し。 −1のエリアは+0.5秒のペナルティー。 ー3のエリアは+1.5秒のペナルティーと成ります。 また、ターゲットの一部が黒く塗られている場合、黒い部分に当てても無効です。 今回のステージ1では色々なパターンでターゲットが黒く塗られていて、意識してしっかり狙わないと0のエリアに当てる事が出来ません。 しっかり狙って確実に当てる。 どんな種類のシューティングマッチでも基本はコレです。
さて、STAGE-1は2つのパートに分かれています。
前半はターゲットに対して後ろ向きに立ってスタンバイ。 IDPAでは両手をだらりと下げて自然体で立つ「ナチュラルスタンス」が基本です。
ちなみに、このステージでは最初のマガジンには6発だけ弾を入れます。 しかも、指定された弾数以上撃つとペナルティーに成るリミテッドビッカースカウントです。
ブザーの合図で振り向いてから銃を抜き、3枚のペーパーターゲットに2発づつ撃ち込みます。
弾は6発しか入っていないのでリロードが必要です。
リロードしたら、さっきと同じように、3枚のペーパーターゲットに2発づつ撃ち込みます。 ちなみに、右側のターゲットがタイマーを止める為のSTOPターゲットに成っているので、コレを最後に撃たなくては成りません。
後半は前方のラインから、今度はターゲットに正対してスタンバイ。 ブザーの合図で銃を抜き、後退しながら3枚のペーパーターゲットにタクティカルシークエンスで2発づつ撃ち込みます。 移動しながらの射撃は難しい! 止まったまま撃つとペナルティーが科せられます。 落ち着いてゆっくり撃てば当てられるはずなんですが、本番では緊張して外してしまうんですよね〜(><)
その2へ続く
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/
NIPPON IDPA JPAN NATIONAL 2015 が開催されました!
IDPA (International Defensive Pistol Association)は、大雑把に言うとアメリカ発祥の拳銃による護身術って感じの競技です。
あくまで Defensive なので、セルフディフェンスに使用する銃や秘匿性に優れたホルスターを使用します。 コンペセイターやダットサイトを搭載した大柄なレースガンや、素早いドロウを追求した結果秘匿性の全く無いレースホルスターは使用禁止です。 コースも「事務所に武装強盗が押し入って来た」みたいな(アメリカでは)有りそうな、具体的な想定でデザインされていて、賊を撃退して自分や家族や友人を守る為の技術を磨きます。
IDPAは、世界で50の国や地域に支部が有りますが、日本にも支部が有ります。 それが N-IDPA です。
N-IDPAは福岡、埼玉、岐阜に支部が有り、年に数回の ポスタルマッチ の他、年に1回ジャパンナショナルを開催しています。 N-IDPAジャパンナショナルはステージの作り込みが物凄く「日本一凝ったステージを楽しめる大会」として有名です。 今年も50エントリーと大盛況でした(^^)
更に今回は、吉本所属のミリタリー好きガスマスク芸人 らんまるぽむぽむタイプα さんが参加してました! ミリタリー系(?)のあんな事やこんな事に体当たりで挑戦し続けている らんまるぽむぽむタイプα さんですが、遂にエアガンシューティングに初挑戦! 事前にMJマガジンでお馴染みのJINNさんによるトレーニングを受けはいるものの、初挑戦で、いきなり優勝を狙うという大胆さ! さすが吉本です(^^)
ちなみに、素顔はとても美人でした、、、いえ、美人だという噂です。 素顔を見た者は殺されてしまうらしいです。。。もちろん私は見ていませんよ〜(^^;
さて、受付を済ませたら銃とホルスターのチェックを受けます。 まずは弾速チェック。
殆どのシューティングマッチでは使用出来る銃のパワーを、かつての業界自主基準である0.8J以内と定めています。 ハンドガンでコレを超える物は殆ど有りませんが、ライフルの場合は箱出しでもデチューンが必要な場合が有ります。
IDPAでは秘匿性に優れたホルスターを使用します。 ホルスターの種類や装着位置も決められているのでチェックを受けます。
また、IDPAでは銃の大きさにも規定が有って、オートマティックの銃はマガジンを挿入した状態で、IDPAガンテストボックス(22.22cm×15.24cm×4.12cm)に収まるサイズでなくてはなりません。 他にもコンペセイターやダットサイト、レーザーサイトが付いていると使用出来ませんし、細かい規定がイロイロ有ります。 大雑把に言うと「拳銃護身術」なので競技に特化したカスタムガンはダメだという事なのです。
↑これは今回私が使用した銃です。 前日に発売されたばかりの東京マルイG34にフラッシュFサイトとアサルトフレームを装備しています。 制限が多いIDPAですが全くカスタム出来ないという訳ではないのです(^^)
N-IDPAジャパンナショナルでは当日コースが発表されます。 受付時に渡されたコース図を見ながら作戦を練るのですが、コレがIDPAの醍醐味なのです(^^) タクティカルシークエンスとかタクティカルプライオリティーとか弾数の規定とか制限が多いのですが、それでも動線の取り方やリロードのタイミングなど、攻略法は人それぞれです。
ジャパンナショナルでは5つのステージを撃ちますが、それぞれステージ説明と質疑応答が行なわれます。 自分の作戦がルール違反にならないかどうかしっかり確認しておく事が重要です。
ステージ説明が終わると、いよいよ競技開始です! 参加者を2つのスクワッド(グループ)に分けて競技を進行してゆきます。
STAGE 1
このステージは、スタンダードステージと呼ばれる基本的な射撃テクニックを身に付ける為のステージです。 N-IDPAでは右図のようなダンボール製のターゲットそ使用します。 0と表記されたエリアに当ればペナルティー無し。 −1のエリアは+0.5秒のペナルティー。 ー3のエリアは+1.5秒のペナルティーと成ります。 また、ターゲットの一部が黒く塗られている場合、黒い部分に当てても無効です。 今回のステージ1では色々なパターンでターゲットが黒く塗られていて、意識してしっかり狙わないと0のエリアに当てる事が出来ません。 しっかり狙って確実に当てる。 どんな種類のシューティングマッチでも基本はコレです。
さて、STAGE-1は2つのパートに分かれています。
前半はターゲットに対して後ろ向きに立ってスタンバイ。 IDPAでは両手をだらりと下げて自然体で立つ「ナチュラルスタンス」が基本です。
ちなみに、このステージでは最初のマガジンには6発だけ弾を入れます。 しかも、指定された弾数以上撃つとペナルティーに成るリミテッドビッカースカウントです。
ブザーの合図で振り向いてから銃を抜き、3枚のペーパーターゲットに2発づつ撃ち込みます。
弾は6発しか入っていないのでリロードが必要です。
リロードしたら、さっきと同じように、3枚のペーパーターゲットに2発づつ撃ち込みます。 ちなみに、右側のターゲットがタイマーを止める為のSTOPターゲットに成っているので、コレを最後に撃たなくては成りません。
後半は前方のラインから、今度はターゲットに正対してスタンバイ。 ブザーの合図で銃を抜き、後退しながら3枚のペーパーターゲットにタクティカルシークエンスで2発づつ撃ち込みます。 移動しながらの射撃は難しい! 止まったまま撃つとペナルティーが科せられます。 落ち着いてゆっくり撃てば当てられるはずなんですが、本番では緊張して外してしまうんですよね〜(><)
その2へ続く
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Posted by ドクターあみーご at 22:01
│N-IDPA