2012年06月01日

JANPS予備校5

JANPS は、「バルン!」と90度回転して、一定時間だけ正面を向き、時間が過ぎるとまた回転して横向きに成ってしまい、ターゲットが正面を向いている間しか撃てないターンターゲットを使用したプラクティコウイベントや、同じターゲットを使い、なおかつバリケードを使って銃を固定しながら撃つバリケードイベントや、直径8cmのプレート6枚を距離や時間や射撃姿勢を変えて撃つフォーリングプレイトイベントそして、3mの距離を4秒弱で駆け抜ける移動ターゲットを撃つムーヴィンターゲットイベントの4種目で構成されています。
変化に富んだ競技内容で、攻略の為には様々なテクニックを必要とします。 使用するターゲットも特殊で敷居の高い競技では有ります。 

しかし、JANPSでは、初心者がステップアップして行く為のシステムの整備に積極的に取組んでいます。 今回のJANPS予備校もその一つです。 特筆すべきは、JANPS掲示板の JANPS予備校(コース攻略法Q&A) に、特殊な機材が無くても個人で練習する為の方法が示されており、講習会の効果を最大限に高める為に予習が出来るよう工夫がされている点です。 実際、事前に予習をして講習会に臨んでいる参加者も少なくありませんでした。

誰でも最初は初心者です。 初心者がいきなりベテランのように撃てるはずはありません。 ベテランの練習方法と初心者の練習方法は違います。 基本が出来ていない人が上級テクニックを学んでも使いこなす事は出来ません。 上級テクニックはカッコ良く見えるので、ついついやってみたくなっちゃうんですけどね(^^;) 
JANPS講習会では、初心者が習得すべきテクニックの順番をきちんと教えてくれます。 また、講習会で学んだテクニックを自宅へ持ち帰って練習する為のサポートも、JANPS掲示板の JANPS予備校(コース攻略法Q&A) で行っているのです。

という事で、今回は、フォーリンプレイト について教わった事をお伝えします。 
JANPS予備校5
フォーリンプレイト は
ハンズアップの姿勢でスタンバイ。 ブザーの合図で競技開始です。 直径8cmのプレイトが25cm間隔で6枚並んでいて、4m、5m、6m、7mの距離から2回ずつ撃ちます。 最も遠い7mからでも現在のエアガンの性能から言えば外す事は無いはずです。 しか〜し、実際にはそう簡単ではありません。 当ればプレイトは倒れ、外せば残ります。 2人で並んで撃つので隣の様子が嫌でも目に入ります。 しかも、ギャラリーの視線も背中にビシビシ感じます。 このような状況では、緊張で膝は笑い、手は震えます。 マッチプレッシャーをどう克服するかが勝敗の決め手と成ります。 

JANPS予備校5
   
4m 4秒6発 を2回
5m 5秒6発 を2回
6m 6秒6発 を2回
7m 7秒6発 を2回

フォーリンプレイトの場合、8cmのプレイトの、どの部分に当たってもプレイトが倒れさえすれば10点です。 しかし外すと0点! 8点圏も5点圏もありません。 ミスれば0点ですも。 たった1発のミスで大きな得点差が生まれます。 実際、過去のJANPSの成績を見ても、最も大きな得点差が生じるのはフォーリンプレイトなのです。
昨年のJANPSで私は、プラクティコウ 459点、バリケイド 480点、ムーヴィンターゲット 439点と、ここまではまずまずの結果だったのですが、フォーリンプレイトで崩れに崩れて48枚中37枚しか倒せませんでした。 おかげで総合33位に終わり、JANPS2012への優先エントリー権も得られませんでした。 見事にマッチプレッシャーの餌食になったのでした(^^;) 

8cmのプレイトの、どの部分に当たってもプレイトが倒れさえすれば良いのですが、実はプレイトの中心を正確に狙う必要があるのです。 
やはり、一番大切な事はターゲットをしっかり狙って確実に当てる事 なのです。 

プラクティコウの回でもご説明しましたが、慣れないうちは制限時間内に規定の弾数を撃ちきれない事があります。 しかし、無理に規定の弾数を撃とうとしてイイ加減に狙って撃っていたのでは上達は見込めません。 最初から時間内に全弾を命中させる事など出来るはずは無いのですから、まずは、しっかり狙って確実に当てる事に集中しましょう。 時間内に撃ちきれなくても構いません。 それがその時点での実力なのですから、その事実を真摯に受け止め、練習を重ねて少しずつスピードを上げて行くのが上達への早道なのです。 
JANPS予備校5
初心者のうちは、6枚のプレイトを撃ち終えるまで集中力が続かないものです。 しつこいようですが、プレイトは8cmでも、狙うべき場所はプレイトの中心です。 プレイトの中心に照準が乗ったらトリガーを引きます。 弾道を見たり隣の人の的を見たりせず、プレイトの中心に照準を乗せてトリガーを引く事に集中します。 結構疲れます(^^;)
そこで、慣れないうちは、6枚のプレイトを3枚づつに区切って考えるようにします。 3枚撃ったら、次にまた3枚撃つと考えるのです。 そうすると、気持ち的に一息付けるので、集中力を持続できます。 もっとも、本当に一息ついていたのでは時間内に撃ちきれませんので、「気持ち的に」ですよ(^^)

フォーリンプレイトは、JANPS4競技の中で最も地味な競技です。 的が動く訳でも回転する訳でもありません。 その気になれば的を自作するのも難しく有りません。 しかし、フォーリンプレイトには射撃の基礎が凝縮されています。  

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Posted by ドクターあみーご at 19:03 │JANPS