2015年01月02日
電気の力!
2014年は「SAAでどこまでやれるか?」と「電動ハンドガンの可能性を探る」という2つのテーマでシューティングマッチに取組んだのですが、今回は、電動ハンドガンのお話です(^^)
レースガンの定番チューンは「リコイルを減らす」「インナーバレルを固定して命中精度を上げる」「レスポンスの向上」「トリガープルの向上」です。 これを実現する為に樹脂ブリーチでスライドの軽量化をしたり、スライドのストロークを短くしたり、アキュコンプを組込む等してインナーバレルを固定したり、ハンマーやシアーを調整したりする訳です。 しかし、電動ハンドガンの場合は、スライドが動きませんから最初からリコイルが有りません。 インナーバレルも最初から固定されています。 おまけにガスを使いませんから気温が低くても快調に作動しますしガス代もかかりません。 しかし、良い事尽くめの電動ハンドガンにも弱点が有りました。 電動ガンは、圧縮したスプリングの反発力でピストンを動かしシリンダー内の空気を圧縮してBB弾を発射します。 モーターとギアによってスプリングを圧縮する訳ですが、トリガーを引いてからサイクルが始まるので発射までにタイムラグを生じてしまいます。 このレスポンスの悪さを嫌ってシューターは電動ハンドガンに手を出さなかったのです。
しかし、キットボーイは同社の人気商品 FETステップ3 を小型化して組込む事で個の問題を解決しました。 電動ガンはセミオートばかり撃っているとスイッチの接点が焼けてしまいますが FETステップ3 は接点保護だけでなくピストンの停止位置を制御する事でガスブローバックを超えるレスポンスを実現しました! しかもノズルの位置も制御しているので命中精度が更に向上します。
←この銃はチームキットボーイのシラキさんの物です。 FTEステップ3を登載したこの銃でシラキさんは2014年のアンリミテッドのサイドマッチで見事優勝致しました(^^)/
FETステップ3を組込んだ電動レースガンはグロックベースでも製作されました。 フリーダムアートでは電動グロック用のアサルトフレームを担当しました。 チームキットボーイのエース、真電くんがプロトタイプを使用してPMC等に参戦し電動グロックレースガンのブラッシュアップを進めると共に電動レースガンの優位性を示しました。
電動レースガンはスピードシューティングでも有利ですが、私は PMC や JANPS などの片手で撃つシュチエーションが有るマッチでこそ威力を発揮すると思いました。 そこで私は、PMC 用の銃をガスブロのグロックカップガンから電動グロックに切り替えました(^^)
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電動レースガンは徐々に注目を集める様になり、電動グロックをベースにコンプリートモデルが限定製作されました。 そして JSC2014 には5人の戦士が電動グロックレースガンで挑んだのでした!
左から電動イエロー、電動レッド、電動グリーン、電動ブラック、電動ブルー(嘘です)
JSC2014 ではチームキットボーイのエース、真電くんが最優秀電動レースガン使いとなりました(^^)
↑これは私のPMC用電動グロックレースガンです。
↑これは JSC 用にダットサイトをXT-6に載せ替えた物です。
↑これは JANSP2014 で私が使用した電動グロックカップガンです。 えっ? ブローバックしない銃は JANPS では使えないんじゃないかって? ハイ!その通りです。 ですからこの電動グロックカップガンにはブローバックギミックを追加してあります(^^)v
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↑電動グロックレースガンは更なる進化を遂げ、新たなグロック使いも加わりました。 詳しくはコチラ
2015年は本格的に電動レースガンが活躍する年に成りそうです(^^)
更に! 今年は電動レースガンにハイキャパE が加わります! 電動グロックレースガンを上回る性能を目指して鋭意開発中ですのでご期待ください!
競技系パーツならフリーダム•アート http://www.gun-freedom-art.com/
FETならキットボーイ http://www.kit-boy.jp/
Posted by ドクターあみーご at 21:02
│カスタムガン